尾道市立大学デザインコース クラフトデザイン

 尾道市立大学芸術文化学部美術学科は日本画、油画、デザインのコースに分かれています。1年時に全てのコースの授業を体験した上で、最終的に自分にあったコースを選択します。
 デザインコースではグラフィックデザイン・アドバタイジング・イラストレーション・アニメーション・映像デザイン・造形デザイン・クラフトデザインの領域があるため、さらに選択授業で各領域の授業を体験し、2年後期から各領域に分かれて学んでいきますが、コラボレーション課題などを通して専門領域を横断しながら研究することで、多角的な思考や技術を学ぶこともできます。
 クラフトデザイン領域では木質素材を中心に自然素材を生かした生活の道具を研究しています。家具、器(陶芸、漆芸)、インテリアなど生活の傍らにあるものに美を見出し実際に制作することでデザインの意味を考察、研究しています。また、各地の工芸、民芸についても調査、研究しています。
 制作だけではなく人へ伝える手段として、グラフィック、ウェブなどを利用して自身の作品を紹介したり、各地で取材研究した内容を発表することも大切にしています。


クラフトデザイン 林 宏 
尾道について
 尾道市は広島県の東、瀬戸内に浮かぶ島々とそれに面する海と山に囲まれた街です。その風景は多くの観光客を惹きつけています。大学は水源地を目の前にした静かな環境にあります。学生は地域との様々な交流を通して多くの刺激を受け、創作活動につなげています。デザインコースでは地域をテーマに制作しますが、多くの学生が尾道を題材に制作することからも、尾道に魅力を感じて生活していることがわかります。

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